どのような基準で
四字熟語を厳選したか
1.目標達成、夢実現に関わる四字熟語・故事成語
お子さんには将来があります。どんな大人になるのかについては、将来どのような職業に就きたいのか、その夢に向かってどう目標を設定するのかが重要となります。こういった目標達成・夢の実現に役立つ四字熟語故事成語が選び出されています。
2. 人との関わりの大切さに関する四字熟語・故事成語
将来何かを成し遂げようとする際、自分ひとりの力だけではどうにもならないときがあります。ときには友人の助けや周りの方の協力を得る必要があります。その際、周りの方とのコミュニケーションをいかに図るか、人との関わりの大切さに関する四字熟語故事成語は非常に勉強になります。
3. 努力に関する四字熟語・故事成語
「努力に勝る才能無し」。努力できることが将来最も役に立つ最大の才能です。そこで、「かるかったかるった」では努力の大切さに関する四字熟語故事成語も取り上げています。
4. どの時代にも普遍的に変ることのない自然界の掟に関する四字熟語・故事成語
人生は理屈や義理人情だけでは説明のつかない理不尽なことが起きるものです。そのような自然の厳しさを早いうちから知ってもらうべく、いつの時代にも普遍的に変ることのない自然界の掟に関する四字熟語・故事成語も取り上げています。
5. 健康に関する四字熟語・故事成語
健康は何より重要です。風邪を引いてばかりや腰痛などで体調が万全でないときはパフォーマンスにも大きな影響が出ます。
そのため、「かるかったかるった」では健康の重要性を知ってもらうべく、健康に関する四字熟語・故事成語を取り上げています。
6. 人生における決断に関する四字熟語・故事成語
人生においてはその後の行く末を決する重要な決断を迫られることがあります。このような決断の重要性に鑑み、「かるかったかるった」では人生における決断に関する四字熟語・故事成語を取り上げています。
7. その他の有益な四字熟語・故事成語
その他1~6に該当しないものの、子どもの人生を豊かにする上でどうしてもはずせない四字熟語故事成語があります。
そこで、「かるかったかるった」ではこのようなどうしてもはずせない四字熟語故事成語も選び出しています。
このような基準で厳選した理由
親にとって、自分のお子さんへの教育に熱が入ることは当然といえば当然です。「三つ子の魂百まで」とも「鉄は熱いうちに打て」ともいうように、こどもへの教育は早ければ早いほどいいとも言われています。
しかし、子供はいずれ親の手を離れていきます。
自分の子供に対して教育できるのは限られた期間だけなのです。子供が大人になったら、親の手を借りず、自分で生きていかなければなりません。
こう考えると、親が真っ先にやるべき教育は、子供が大人になってから自分で生きていけるだけの基礎を授けることではないでしょうか。それは、
- ・身体を丈夫かつ健康にしてあげること
- ・自分ひとりで生きていく際に周りに手助けしてもらえるよう、周りから協力を得られる性格にすること
- ・周りからの協力は得つつも、最後は自分が頑張って努力できるような人間にすること
- ・周りの人の意見を参考にしつつも最後は自分の意思で決断し、自分の決断に責任をもてるようにすること。とともに、自分の下した決断に後悔することなく、いつも前向きでいられる人間にすること
といったことなどに集約されるものと思われます。
もちろん、いい高校の入ること、いい大学に入ることも重要です。親が入れたいと考える伝統的な学校に入ると、これまで会ったことのない優秀な同級生から多くの刺激を受けることができるとともに、これらの優秀な人間と交流を持つことのより自分をさらに高めることもできます。
しかし、この高校や大学の頃から子供は親の手を離れていくとともに、これから待ち構えていく様々な苦難に自ら立ち向かっていかなければならなくなります。
また、二十歳を過ぎると、学校で学んだ知識やいま盛んに求められている柔軟な思考力以外の能力の方が求められるようにもなります。
例えば、
- ・素直さ
- ・謙虚さ
- ・人の話を聞くこと
- ・先人の知恵を授けてくれる諸先輩方に気に入ってもらえる人懐っこさ
- ・愚直に努力すること
- ・面倒臭いことを面倒臭がらずにやること
など、結局はその人の性格に由来する能力ばかりです。また、意外と体力がものをいう局面がたくさんあります。
これらはすべて学校で教えてもらえるものではありません。子供の頃に培われた性格がものをいうことになります。
このような観点から、四字熟語故事成語カルタ「かるかったかるった」では、結局のところ子ども人格形成・性格の形成に役立つ四字熟語故事成語を中心に選び出していることになります。